偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
 愛されているという実感。
 いつからだろう。
 いつぶりだろう。
 こんなに幸せと感じる時間は。

 ポポロム先生の、紅潮した顔を見る。
 きっと私も同じような顔をしているのだろう。

 同じ表情で、
 同じ気持ちで、
 同じベッドの上で、

 私たちは、一つになる。

 その瞬間、まるで電気が走ったような感覚に襲われた。
 今まで感じたことのない感覚だった。

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