偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
「リア……やけに積極的だな?」
「だって、お兄様が私に触れられないなら、私が触れるしかないでしょう……?」
「それは、そうだが……」
私は、今まで散々お兄様にやられてきたのだ。
こちらから少し強引に行っても、バチは当たらないはず。
「お兄様に拒否権はありません」
お兄様の上になり、今度は私が見下ろす番。
愛おしいとほんの少しの恨めしい気持ちが入り混じる。
「形勢逆転、です。覚悟してくださいね♪」
かつてのお兄様もこんな気持ちだったのだろうかと、笑みが溢れる。
「まいったな……」
そう言いながらもお兄様は頬を染めて、観念したように身を委ねてきた。
「大人しく、やられるとしよう」
許可をいただいたので、手加減致しません。
意地悪く、お兄様の身体のラインをなぞるように愛撫する。
私がお兄様にされてきた事、全てお返し致します。
愛憎という、不可解な感情の全てを──。
「だって、お兄様が私に触れられないなら、私が触れるしかないでしょう……?」
「それは、そうだが……」
私は、今まで散々お兄様にやられてきたのだ。
こちらから少し強引に行っても、バチは当たらないはず。
「お兄様に拒否権はありません」
お兄様の上になり、今度は私が見下ろす番。
愛おしいとほんの少しの恨めしい気持ちが入り混じる。
「形勢逆転、です。覚悟してくださいね♪」
かつてのお兄様もこんな気持ちだったのだろうかと、笑みが溢れる。
「まいったな……」
そう言いながらもお兄様は頬を染めて、観念したように身を委ねてきた。
「大人しく、やられるとしよう」
許可をいただいたので、手加減致しません。
意地悪く、お兄様の身体のラインをなぞるように愛撫する。
私がお兄様にされてきた事、全てお返し致します。
愛憎という、不可解な感情の全てを──。