偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
 するすると寝間着を脱がされていく。
 きっとこれは、天罰が下ったのだ。
 その罰は、甘んじて受けよう。

 観念して、全てをリアに委ねた。
 リアはひんやりした手を俺の胸の辺りに添えて、そのまま下までスーッと撫でるように移動させた。
 ゾクゾクと体が反応する。リアの手が触れるたびに熱が伝わる。
 これは、すべて俺がリアにしてきたことだ。
 しばらくして気持ちが高揚してきたのか、リアはネグリジェの裾を持ち上げて腰を落としてきた。
 
 俺たちは今までの時間を取り戻すかのように、長い間繋がり合った。
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