偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
*
(まさか、リアさんとアルフさんのところに……!?)
ポポロムは焦ったが、すぐに落ち着きを取り戻した。
テオにはこういう時のためにGPSをつけてあるので、居場所はすぐにわかる。
「GPSの画像と、該当する住所を送ってください。僕と、テオさんのご家族で追いかけます」
『は、ハイ……!』
スタッフにそう伝えると、着替えている間にスマホにデータが送られてきた。
開くのが怖い気もするが、ためらっている場合ではない。
画像は、ポポロムも知っている土地の一点を赤く示していた。
「ここは……まさか……」
慌てて隣のカルステンの部屋に飛び込み、揺り起こした。
「う、ん? なんだ……?」
「叔父さん、テオさんが逃げ出したそうです。今からアルフさん達と追いかけます!」
「えっ!?」
さすがのカルステンも、一気に目が覚めたようだ。
「俺も連れて行ってくれ。場所は……!?」
「自殺の名所……ヘイロ岬です……!」
(まさか、リアさんとアルフさんのところに……!?)
ポポロムは焦ったが、すぐに落ち着きを取り戻した。
テオにはこういう時のためにGPSをつけてあるので、居場所はすぐにわかる。
「GPSの画像と、該当する住所を送ってください。僕と、テオさんのご家族で追いかけます」
『は、ハイ……!』
スタッフにそう伝えると、着替えている間にスマホにデータが送られてきた。
開くのが怖い気もするが、ためらっている場合ではない。
画像は、ポポロムも知っている土地の一点を赤く示していた。
「ここは……まさか……」
慌てて隣のカルステンの部屋に飛び込み、揺り起こした。
「う、ん? なんだ……?」
「叔父さん、テオさんが逃げ出したそうです。今からアルフさん達と追いかけます!」
「えっ!?」
さすがのカルステンも、一気に目が覚めたようだ。
「俺も連れて行ってくれ。場所は……!?」
「自殺の名所……ヘイロ岬です……!」