偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
「テオ、どうしたの!?」
「ちょっと早く着きそうだったから、ついでに迎えに来たんだ。
車で来たから──あっ、姉さんのお友達ですか!?」
テオが、ジェシーとモニカの姿に気がつき、にっこりと笑った。
「俺、テオドールって言います! 姉が、いつもお世話になっています!」
と、いつもの調子で挨拶すると……。
二人の心が、キュンと鳴った気がする。
確かに、テオの笑顔は太陽で、子犬のような愛らしさがある。
天然人たらしなんだよねぇ……お兄様とは真逆で。
「テオドール君、もし良かったら、みんなでパンケーキ食べに行かない?」
「あっ、それいいね。テオドール君から見たリアの話とか聞きたい!」
ちょっ……それは恥ずかしい!
テオから見た私って……どんななの!? 気にはなるけど!
「ごめんなさい。今日は兄弟で過ごすことになってて。兄さんも、もうすぐ帰ってくるから」
「うん、そうなの……。だから、本当〜にごめん!」
「くぅ〜っ! リアとパンケーキに行ける日は来るのか……!?」
「すみません。来週は予定ないと思うので……。その時にまた姉さんを誘ってあげてください」
テオが笑顔を向けると、再び“キュン“と、二人の心の音が鳴った気がした。
「そうかぁ〜。仕方ないわね」
「じゃあ、またね。リア」
ジェシーとモニカは、行ってしまった。
「じゃあ、行こうか。テオ」
「ちょっと早く着きそうだったから、ついでに迎えに来たんだ。
車で来たから──あっ、姉さんのお友達ですか!?」
テオが、ジェシーとモニカの姿に気がつき、にっこりと笑った。
「俺、テオドールって言います! 姉が、いつもお世話になっています!」
と、いつもの調子で挨拶すると……。
二人の心が、キュンと鳴った気がする。
確かに、テオの笑顔は太陽で、子犬のような愛らしさがある。
天然人たらしなんだよねぇ……お兄様とは真逆で。
「テオドール君、もし良かったら、みんなでパンケーキ食べに行かない?」
「あっ、それいいね。テオドール君から見たリアの話とか聞きたい!」
ちょっ……それは恥ずかしい!
テオから見た私って……どんななの!? 気にはなるけど!
「ごめんなさい。今日は兄弟で過ごすことになってて。兄さんも、もうすぐ帰ってくるから」
「うん、そうなの……。だから、本当〜にごめん!」
「くぅ〜っ! リアとパンケーキに行ける日は来るのか……!?」
「すみません。来週は予定ないと思うので……。その時にまた姉さんを誘ってあげてください」
テオが笑顔を向けると、再び“キュン“と、二人の心の音が鳴った気がした。
「そうかぁ〜。仕方ないわね」
「じゃあ、またね。リア」
ジェシーとモニカは、行ってしまった。
「じゃあ、行こうか。テオ」