偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
寝る支度をしながら、昼間のポポロム先生の言葉を思い出していた。
そういえば──。
***
「アルフさん、リアさん。テオさんの外泊許可は出しますが──まだ、逃亡癖があるので、注意してください。特に、夜中に逃亡されると厄介ですので──これを」
そう言って取り出したのは、手錠だった。
「え、ええぇっ!?」
なんだか物騒で手に取るのを躊躇われた。
「寝ている時に、柱などにつけておいてください。テオさん本人も了承してますので」
「は、はい…」
***
そういえば──。
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「アルフさん、リアさん。テオさんの外泊許可は出しますが──まだ、逃亡癖があるので、注意してください。特に、夜中に逃亡されると厄介ですので──これを」
そう言って取り出したのは、手錠だった。
「え、ええぇっ!?」
なんだか物騒で手に取るのを躊躇われた。
「寝ている時に、柱などにつけておいてください。テオさん本人も了承してますので」
「は、はい…」
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