偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
これを、テオにつけてもらうのね……。
鍵はポポロム先生から預かって、カバンに入っている。
朝になったら外せばいい。
「テオ、寝る時にこれをつけてって、先生が……」
「ああ、それね! いいよ」
思ったよりも笑顔で返事をされたので、逆にこちらが困惑してしまう。
本当にいいの……?
手錠なんて、逮捕された時みたいじゃない。
でもまあ、本人が気にしないのなら、いいのかしら……?
テオの左手に手錠をかける。
カシャリ、と独特の音が鳴った。
そのままテオの部屋へ行って柱につけてもらえば完了だったのだけれど、
カシャリ。
もう一方を、私の右手にかけられた。
鍵はポポロム先生から預かって、カバンに入っている。
朝になったら外せばいい。
「テオ、寝る時にこれをつけてって、先生が……」
「ああ、それね! いいよ」
思ったよりも笑顔で返事をされたので、逆にこちらが困惑してしまう。
本当にいいの……?
手錠なんて、逮捕された時みたいじゃない。
でもまあ、本人が気にしないのなら、いいのかしら……?
テオの左手に手錠をかける。
カシャリ、と独特の音が鳴った。
そのままテオの部屋へ行って柱につけてもらえば完了だったのだけれど、
カシャリ。
もう一方を、私の右手にかけられた。