偽りのトリアーダ〜義兄弟の狂愛からは逃げられない〜
「あら、そうなの? 残念ねぇ」
「ちょっとワケアリで……」

 もう、何から説明すればいいのかわかならい。

「お父様と一緒に、ポポロム先生の家にお世話になってるんです」

 と、リアちゃんが正直に言ってしまった。

「お、お父様!?」ご婦人はびっくりして、
「まさか先生、隠し子!?」と続けた。

「ち、ちがーーう!!」

 その後、誤解を解くのに数十分かかった──

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