私達離婚しましょう~形だけの妻なのに離婚を申し出たら逆に溺愛されてます~
「あな……た……」

スッとブラのホックを取られ、胸を大きく揉まれた。

久しぶりに感じる心地よさ。

そのまま、床の上に寝かされ首元に、欲情の吐息が降りかかる。

どうして振り切れないのだろう。

嫌だと言えばいいのに、身体が覚えている感覚に、身を任せたくなる。

「ほのか、俺、もう我慢できない。」

シャツを脱ぐと、夫の身体が重なった。

夫は、私を愛していないのだ。

ただ、久しぶりの快感に酔いしれているだけ。


でも、それはただの誤解だったのかもしれない。

久しぶりの夫とのセックスは、情熱的で終わりが見えなかった。

何度も何度もキスを重ねながら、打ち付け合う欲情。

溺れる快感に、声を止める事なんかできなかった。

気づけば私達は、お昼過ぎまでセックスに明け暮れていた。
< 13 / 39 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop