ハッピーウエディング
出逢い
麗「なんか…凄い…」
初めて踏み入れた夜の繁華街
ホストやキャバ嬢、可愛い子にナンパしてるチャラいお兄さん、大きい声で騒いでる酔っ払いの人
全てが新鮮に見えるし言葉を選ばないで言ってしまうと品がない
だけど不思議とみんな自分の人生を楽しんでいるように見えて私にとってはキラキラして羨ましくも見えた
男「お姉さーん。1人?俺らと呑まない?」
麗「!?」
おまけに人生初のナンパまで経験してしまって戸惑いと同時に財閥の人間だと知らない人でも私はナンパしたいと思うほど価値のある女なのか?と少し嬉しかったは内緒
麗「せっかく声かけていただいたのにごめんなさい…もう帰りますので…」
丁寧にお断りをすれば一瞬で男の人達の顔つきが変わるのを肌で感じて鳥肌が立った
男「そんなこと言わないで遊ぼうよ、ね?暇でしょ?」
麗「し…失礼しますっ!!」
腕を掴まれた瞬間咄嗟に危険を察して走って逃げ込んだ先は小さな路地裏
麗「怖かった…」
麗「てか…ここどこ…」
?「おい…」
完全に迷子になった挙句ナンパしてきた男の人とは違う男の人の声が聴こえた瞬間私は完全に人生が終わったと思った