ハッピーウエディング

初めての家と彼の正体


玲「家...ここ」



麗「あ、そうなんですね」




10分くらい歩いて着いたのは決して綺麗とは言えない小さなアパート






部屋まで把握されたくないかもしれないしどこまで肩を貸せば良いのか分からなかったけどとりあえず玄関まで肩を貸せば倒れ込むように座り込んだ





麗「あの...病院行かなくて大丈夫ですか?」





玲「⋯行ける立場じゃねぇし」





麗「じゃあ...家に消毒とかあります?」





玲「⋯ある」





麗「⋯なら手当するの手伝いましょうか?あ、嫌ならもちろん帰るので無理にとは言いません」





玲「⋯とりあえず上がれば」






何となくその言葉が彼なりの手当を手伝ってほしいという返事なんだろうなと思って家に上がらせてもらえば男の人の家に人生で初めて入ったことに気付く






玲「⋯その引き出しに全部入ってる」




麗「分かりました」





消毒液やら包帯やらを私が引き出しから取ってる間にいつの間にか上着を脱いでいた彼の背中には一面に隙がないほどの刺青が入っていた




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