繋いだ手は離さない
 ボクたちは何ら遠慮することなく、抱き合った。


 互いに満たされるまで……。


 イブの夜は更け、クリスマス当日となった。


 降っていた雨が雪へと変わっていて、とても寒い。


 だが、この寒さを経れば新年がやってきて、少しは過ごしやすくなるだろう。


 ボクはベッド上で彼女をしっかりと抱く。


 離さずにずっとずっと……。


 それだけボクの愛理香に対する愛情は熱い。





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