繋いだ手は離さない
枚数は三百枚である。
ちょうど規定枚数に収まった。
愛理香はボクと会う合間を縫って院試の勉強を続けている。
彼女はどうやら大学院の試験に通りそうだった。
二人で充実したときを送り続ける。
そして寒い冬が終わり、暖かい春がやってきた。
ボクはスーツ姿で、愛理香は振袖姿で、卒業式に出席した。
高北大はマンモス大学だから、一学年が一万人ぐらいいる。
全学部学科合同で、式が行われた。
ボクたちは離れた席に座って、ケータイを弄りながら、開式を待つ。
式が始まるのと同時に、一気に卒業式ムードとなった。
各学部学科の成績優秀者が発表され、国歌が演奏された後、校歌も流れる。
そして式は恙無(つつがな)く終わった。
ちょうど規定枚数に収まった。
愛理香はボクと会う合間を縫って院試の勉強を続けている。
彼女はどうやら大学院の試験に通りそうだった。
二人で充実したときを送り続ける。
そして寒い冬が終わり、暖かい春がやってきた。
ボクはスーツ姿で、愛理香は振袖姿で、卒業式に出席した。
高北大はマンモス大学だから、一学年が一万人ぐらいいる。
全学部学科合同で、式が行われた。
ボクたちは離れた席に座って、ケータイを弄りながら、開式を待つ。
式が始まるのと同時に、一気に卒業式ムードとなった。
各学部学科の成績優秀者が発表され、国歌が演奏された後、校歌も流れる。
そして式は恙無(つつがな)く終わった。