繋いだ手は離さない
その日は夜の午後九時過ぎまでボクが愛理香の家にいて、互いに性的にすっかり満たし合った後、ゆっくりとし始めた。
ボクたちは十分分かり合えているのだ。
お互い、どんなことをすれば悦び合い、愉しみ合えるかを。
性交し終えた愛理香はベッド上でゆっくりと喘ぎながら、絶えず息を吸い込み、ゆっくりと荒い息を抑え込んだそれへと変える。
そしてボクたちはその夜別れ、ボクが自室へと帰って、一応パソコンを開き、メールなどをチェックした。
その後、書き掛けだった恋愛小説に取り組む。
原稿用紙で三百枚ほどになりそうだった。
ボクはその原稿を自分のブログでは公開せずに、新人賞に応募することにした。
その夜、話の終末に若干書き足して、データをいったん保存し、改めて明日以降推敲することに決めた。
小説の原稿は一時にパーッと書くのだが、ある程度時間を置いて推敲し、その段階で前後の脈絡(みゃくらく)の乱れや、明らかに粗と思えるものがいろいろと出てくるものだ。
ボクたちは十分分かり合えているのだ。
お互い、どんなことをすれば悦び合い、愉しみ合えるかを。
性交し終えた愛理香はベッド上でゆっくりと喘ぎながら、絶えず息を吸い込み、ゆっくりと荒い息を抑え込んだそれへと変える。
そしてボクたちはその夜別れ、ボクが自室へと帰って、一応パソコンを開き、メールなどをチェックした。
その後、書き掛けだった恋愛小説に取り組む。
原稿用紙で三百枚ほどになりそうだった。
ボクはその原稿を自分のブログでは公開せずに、新人賞に応募することにした。
その夜、話の終末に若干書き足して、データをいったん保存し、改めて明日以降推敲することに決めた。
小説の原稿は一時にパーッと書くのだが、ある程度時間を置いて推敲し、その段階で前後の脈絡(みゃくらく)の乱れや、明らかに粗と思えるものがいろいろと出てくるものだ。