繋いだ手は離さない
 そしてボクたちは新年度の学校関係の手続きが終わると、どちらからともなく折り重なり、性交し始めた。


 着ていた春物の薄手のシャツを脱ぎ、二人してベッド上で交わる。


 愛理香はボクの肩に熱い息を吐きかけ、まるで興奮させるかのように振舞う。


 ボクたち二人はゆっくりと交わり続けた。


 窓を閉めて、外に声が漏れないように注意しながら、ボクたちはセックスする。


 性行為が終わった後、互いに荒かった呼吸を整え、ボクたち二人はゆっくりとベッド上で眠っていた。


 完全に春眠で、ボクたちは疲れきっていた体を休めながら、互いに重なり合い、セックスの余情を味わい続けている。


 そして満足いくまで抱き合うと、二人してパーッとシャワーを浴びに風呂場へと向かった。


 ボクも愛理香も春先から暑さの増す夏場ぐらいは、エッチした後、間を置かずにお風呂に行くのである。


 入浴でスキンシップしていた。

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