ハイスペ幼なじみの独り占め計画。
スマホをポケットに入れるとカバンを持って歩き出す。


横を歩きたいけど……頭がごちゃごちゃして体が重い。


豹牙くんの横を歩けないなんて考えたこともなかった。


不自然に思ったのか豹牙くんは歩くスピードを落とした。


それにつられて私も歩くスピードを落とす。



「体調悪いの?」



「え?」



「歩くのいつもより遅いから」



「あ、ごめんなさい……」




今日は謝ってばっかりだ。


自分自信を面接くさく感じる。



こんな私と付き合ってくれるなんて豹牙くんは今までどれだけ我慢していたんだろう。
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