ハイスペ幼なじみの独り占め計画。
閉じ込めるって……冗談だよね……?



でもさっきの豹牙くんの目……。


冗談を言ってるようには思えなかった。




でも豹牙くんがあんなこと本気で言うはずがない。



布団を頭から被ってお母さんが帰ってくるのを待つ。


莉緒菜ちゃんは……全部わかってたのかもしれない。



豹牙くんは何がしたいんだろう。



少なくとも、豹牙くんは私を嫌いになってたわけじゃないはず。




それは、嬉しい。嬉しい……けど……。



1人で頭を抱えているといつの間にか外は真っ暗になっていた。



ガチャと鍵の開く音がして背筋を伸ばす。


お母さんだ……っ!




部屋を飛び出して布団を被ったままお母さんに抱きついた。




「お母さん!おかえりなさい!今日ね、豹牙くんがね……」
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