ハイスペ幼なじみの独り占め計画。
たしかに料理は豹牙くんと比べると劣るかもしれない。


でもお湯くらいは沸かせるから!



「その顔はカップラーメンで済まそうとしてるみたいだけど、今カップラーメンないらしいよ」



「な、なんでわかったの?」



「紬のことは1番俺がわかってるから」



そう言うと勝ち誇った顔で靴を脱いだ。



「俺も一緒に晩御飯食べていくから」



「どうしてそんなに普通にできるの……?私は、まだ頭がこんがらがってて……どうしようか悩んでるのに……」



「……どうしようって何が?」




また、空気がピリつく。


これがいわゆる、地雷というものかもしれない。
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