ハイスペ幼なじみの独り占め計画。
「2年連続同じクラスとか運命すぎるくない?ま、君の彼氏も一緒だけどね」




そう言うと莉緒菜ちゃんはスマホの写真を拡大して私にみせた。




たしかにそこには獅堂豹牙の名前。


嬉しいような、嬉しくないような。



こんなとき、いつもどんな顔してたっけ……。



「紬、なんかあった?」


「ううん。何もない」


「何もない顔してないよ。いつもの可愛い顔が台無しになってる」



そう言うと莉緒菜ちゃんは私の頭を撫でた。



「獅堂になんか言われたの?」
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