笑顔の合図
暁と…夕陽…

「おい。ゴラァ」
夕陽が聞いたこともない低い声を出した。

それは私にではなく暁に。

「…何んで…中野姫希泣いてんねん…」
因みに夕陽も小声。

「お前のせいやんか…。ボケが…。」
暁は、いつもより低めに出したけど怖くはなかった。←ごめん。暁。

「はあ?お前は、何を言ってんねん…。」

「お前こそ何言ってんねん!!!」

「お前が姫希を泣かしたんやろ。」

「違うわ。夕陽の話になったら泣き出したんじゃい」
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