笑顔の合図
私の右隣には、なんと暁が座った。

「姫希のとなりGET」
と笑った。

笑顔が可愛いかった。

そして。

私の左隣には……夕陽が座った。

「…ねぇ?」
夕陽に話かけた。

「なんや?」

「どうして…私に左隣がいるわけ?」

「どうしてって…。」

夕陽の席は1つだけ飛び出していた。

「可笑しい!普通。それに私が一番窓側が良かったのに。」

「俺も窓側がええねん。」

「だったら後ろ行けばいいでしょ!」

「一人とか寂しいやん。」

「はぁ……。」

「そうや!暁。お前が後ろに行け!」

夕陽…アンタが行けば良いのに…。

「はぁ?何で俺やねん。」
暁がそう言うのは、当たり前だ。
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