アイドル彼氏
「な、なんで?」
あたしは、タオルを諦めて陸に顔を向けた。
「ん?だって…俺とそう簡単にデートとか出来ないし…会えないし。。久々に会って…飽きられたかなって…」
しょんぼり話す陸。
「それは、しょうがないよ。。会えないことは、陸が忙しいから…しょうがない…でも、例えちょっとしか会えなくなっても…あたしは、陸を嫌いになんてならないよ?」
「静香…」
「でも、」
あたしは、陸の胸に頭をくっつけて言った。。
「寂しい。。我が儘かも知れないけど…陸と会えないことが寂しくて悲しい…。しかも、あたし以外の女の人と…」
自分で言ってて涙が出てきた。。
毎日毎日感じていたこと…
“寂しい”という気持ち。
あたし前から離れないでよ。。
「ごめんな。。」