アイドル彼氏
「ううん。どうせ裕也が言い出したんでしょ?だから啓君が謝る必要ないよ。」
「そうかな?」
「そうだよ。あ!飲み物出してなかったね!!」
あたしは、飛び起きてキッチンに急いだ。
あたしの後に続いて啓君がやって来た。
「はい。麦茶しかなかった…ごめんね」
コトン
テーブルの上に透明の麦茶の入ったコップを置いた。
「全然平気だよ。ありがとう。。」
ニコッ
キュン♪♪
なんて可愛らしい笑顔なんだろう…!!
「う、うん。」
あたしは、はっと我に返って啓君から目を反らした。