アイドル彼氏




「あ!そう言えば仕事いいの??」


あたしは、また目線を啓君に向けた。


啓君は、あたしの問いに笑顔で答えた。


「今日仕事ないんだ。今日は、陸だけ。。」


あ。。そうなんだ…
陸だけなんだ…


「そんなに陸に会いたい?」


麦茶の入ったコップを手にして笑った彼はどこか


切なかった。。


あたしは、気にせず口を開いた。


「違いますっ!!忙しいんだなって思っただけです。」


あたしは、何故かリモコンに目線を変えて深くため息をついた。


「はぁー…。」


「…静香ちゃん?」


「あ!ごめんなさい!!ため息なんて…失礼ですよね?!!」


あたしは、慌てて顔を上げて言った。


「クスッそんな慌てなくても大丈夫だよ?」


また、可愛らしい笑顔で彼は言った。


キュン♪




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