アイドル彼氏
ゲームオーバー
―啓―
「ゲームオーバー…」
また雅紀の携帯でゲームをしていると…
これで何回目だろうか。
さっきから負けてばっか。。
きっとさっきのニュースだろ。。
あのニュースは、陸によると真理恵さんの仕業らしい…
って、そんなことなんで陸が知ってんだよ…
俺は、陸に対する苛立ちを堪えながら必死にゲームをしている…
けど、苛立ちは更にましてしまう……
俺は、陸に目線を変えた。
陸はテレビの前でボーと、つっ立っていた。
俺は、ゲームをやめて陸の元へ向かった。
「陸…」
振り向く陸は、とても切なそうな瞳をしていた……