アイドル彼氏
「静香…もしかしてさ…」
いっきに暗くなる千和の顔…
あたしは、まさか…
と思い千和に目線を変えた。
「…ri‐kuと付き合ってたり??」
図星だ。。
「………。」
コクン。
あたしが頷くと千和は、ため息を一回ついて空を見上げた。
「なぁ〜んだ♪そうだったんだ……」
ドクンッ
千和の無理矢理の高い声…
あたしは、何も言えない…
「…やっぱあたしのこと信じてないじゃん。。」
違う……
「……千和ッ……」
「……もしかしてあたし…静香にとってはただの知り合いだった?」
涙を堪えながらあたしに笑顔を向ける千和…
違うよ…
あたしだってちゃんと親友だって思ってる…
そう言いたいのになんで言えないの!?