アイドル彼氏
「…気にするだろ?…よりによって…真理恵さんが仕組んだことなんだからよ。」
陸は、涙をふいて俺を見て
「…どうすれば…いいんだろうな?」
「お前がどうにかしないといけないんじゃないの?真理恵さんだって…お前が止めなきゃ…な?」
「…俺が?そんなこと…」
俺は、立ち上がって陸を見下ろしながら
「よし!今から静香ちゃんに電話しろ!!報告!!」
「は??ちょっと人の話し聞いてた!?」
「聞いてる聞いてる〜」
俺は、陸をほっといて歩き出した。
あとから陸もついて来る。
叫びながら。
「おいっ!啓!?」
ホラ。煩い…
「早くしろよ〜」
「待てよ!」