アイドル彼氏
チュッ――
あの後確か…
ガタン
ビクゥッ!
「静香ぁ〜水〜!」
ナイスタイミングで裕也が起きてきた。
その声と同時にさっきまで距離が近かった二人は、何もなかったかのように距離を離した。
「みーず〜!」
「あ。ごめん、直ぐ用意するから座ってて!」
頬をほんのり赤く染めらせた静香ちゃんは、立ち上がってキッチンに向かった。
「おー。よろしく〜」
裕也は、フラフラになりながらソファに座った。
俺は、直ぐさま裕也の隣に座る。
「帰るぞ。水飲んだら!」
「ほぇ?なんでぇ??」
「なんでじゃなくて!迷惑だからだろ!?」
…早く…帰りたいんだよバカ!!
「ん?わかったよぉ〜水飲んだら帰る〜」