アイドル彼氏
――――
んで、裕也に水を飲ませてそのまま急いで帰ったんだっけ??
って…ことは…
反応……とか……
静香ちゃんしてなくね?
……何やってんだ俺は……
はぁー…
「…啓?」
「あ!は、反応なかった!」
はっと我に返り俺は、雅紀に顔を向けた。
「なかったって…お前…意味ねぇじゃんタコ!!」
タタタタコォォォ!???
「俺は、タコじゃねぇ!!イカだ!!」
―しーん―…
「…はぁーバカだ。」
雅紀は、呆れてまたお菓子を食べだした。
「ちょっ!お前がタコっつうからだろ!?」
「もういいよ。バカ相手わ疲れるからさ。」
ポンッ
雅紀は、意味不明な笑みを浮かべて俺の肩を優しく叩いた。
…死ね…