アイドル彼氏
「あぁ…あれ嘘でしょ?あの女の言うこと、多分誰も信じてないよ?」
もう一人の黒髪の女の子が言った。
あたしは、もう一度顔をあの二人組に向けた。
「やっぱぁ?あの女って結構評判悪いよね〜そのせいで、ドラマ中止になっちゃうんだっけ?」
えっ……
「ドラマ中止…?」
あたしは、ポツリ呟いた。
「…分かるかも…中止になるの。。」
亜美が言った。
「えっ?なんで……?」
「だって、今の状態だったヤバイでしょ?二人とも問題になってたら…」
亜美は、ストローでコップの中に入ってるメロンソーダーをかき混ぜながら言った。
そっか……
今のままじゃ…
ドラマなくなっちゃうんだ……