アイドル彼氏




「あぁ…あれ嘘でしょ?あの女の言うこと、多分誰も信じてないよ?」


もう一人の黒髪の女の子が言った。


あたしは、もう一度顔をあの二人組に向けた。


「やっぱぁ?あの女って結構評判悪いよね〜そのせいで、ドラマ中止になっちゃうんだっけ?」


えっ……


「ドラマ中止…?」


あたしは、ポツリ呟いた。

「…分かるかも…中止になるの。。」


亜美が言った。


「えっ?なんで……?」


「だって、今の状態だったヤバイでしょ?二人とも問題になってたら…」


亜美は、ストローでコップの中に入ってるメロンソーダーをかき混ぜながら言った。




そっか……


今のままじゃ…


ドラマなくなっちゃうんだ……




< 167 / 211 >

この作品をシェア

pagetop