アイドル彼氏
別れ
路地の奥から現れたのは…
真理恵さんだった…
「…ごめんなさい…あたしが頼んだの…」
真理恵さんは、陸の隣に立ってあたしを見下ろした
「何考えてるの?陸…」
あたしは、キッと真理恵さんを睨みながら陸に尋ねる…
「…だって…「陸君は悪くないの。あたしは、貴方と話す為に陸君に頼んだって言ってるの…」
真理恵さんは、陸の肩に触れてあたしを睨んだ。
「陸に触らないでよ!!」
バシッ
あたしは、陸の肩から真理恵さんの手をはらった。
「いった…!何するの…!?」
「…アンタ…自分が悪いって思わないわけ!?」
あたしも…
驚いたよ…
自分がこんなにイライラしてるなんて…
生まれて初めてよ…