アイドル彼氏




「勉強そこまで、栞みたく一筋じゃないわよ!!ホラ、」


瑠南は、袋から紫色のマフラーと手袋を取り出した。

「わぁ!かわいい〜!」


亜美は、呆気なく納得して瑠南に抱きついた。


カバァ!!


「瑠南センスある〜!!」

「ちょっと!動けないわよ!!」


…不思議だなぁ…


この二人…


真面目さんにギャルが抱きついてるよ…


有り得ないよ…


この光景…


「ありがとう〜瑠南ぁ〜大好きぃ♪」


「はいはい。分かったから離してよ…」


呆れた瑠南と一行に静かにならない亜美をよそに、栞は亜美が買ったプレゼントを開けていた。


あたしは、すぐに栞の隣に座った。




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