アイドル彼氏
「そうかな?」
「そうだよ!あたしの考えでは陸君も静香もまだお互い好きだと思うんだ…」
えっ…
お互い…好き??
「あたし、二人が運命だったらすごく嬉しいな。」
あたしは、下を向いてもう一度顔上げようとした時、
ポンポン
肩を叩かれた。
「………こんにちは。」
ニコッと微笑む…
真理恵さんがあたし達の後ろにいた。
「な、なんで此処に?」
「ん?アンタ達が別れてからの陸君の晴れ舞台でしょう?」
フッと鼻で笑う真理恵さんを睨む千和は、
「此処は、アンタが来る場所じゃない!!」
パンッ
真理恵さんをビンタした。
周りの人達がざわつく…
注目を浴びるあたし達。