アイドル彼氏




〜♪〜♪〜


携帯が心地よいメロディーを鳴らしながらあたしのお腹の上で振るえた。


「ん…メール?」


ディスプレイに映し出された“澤渡陸”という文字


あたしは、飛び起きてボタンを押した。


――――


:澤渡陸


件名:無題


本文:しずかー!見てくれたか??生放送!!V(^-^)Vあ。今から帰るから♪お前ん家に☆んじゃ!(^з^)-☆Chu!!


――――


もうそんな時間だったの?

泣き疲れて寝ちゃったんだ…って!陸来るんじゃん!早くご飯の用意しなきゃ!

慌ててキッチンに急いだ。




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