アイドル彼氏
「ふははっ!お前今日ボケすぎ〜!」
目に涙をうかべながら啓は言った。
「ボケじゃねぇよ。俺は、いつも本気だって言っただろ?」
歌の歌詞カードを見つめながら雅紀は啓に言った。
俺は、笑いすぎて言葉が出てこなかった。
「んじゃ、歌のリハやりま〜す!」
その声の後に聴きなれたイントロが流れた。。
「…歌詞間違えたらごめん。」
簡単に踊りながら俺は、二人に言った。
「歌詞間違えたら…静香ちゃん悲しむよ?」
と、ニヤける啓。
今…マジで啓を殺りたいと思った。
「死ね…」
そして、俺らはマイクを構えて歌い出した