アイドル彼氏




俺は、一瞬固まった。。
でも直ぐに口を開いた。


「いませんよ。そちらこそいるんじゃないんですか?」


作り笑いしながら彼女を見下ろした。。


「いません!!こんなキモい女…誰も好んでくれませんよ。。」


また上目遣い…


アンタは俺になんて言われたんだ?否定して欲しいんか??


「キモくないですよ。真理恵さんって美人ですよ〜」

ちょっと棒読みで言ってみたが彼女は気にしなかった。


「美人って…嬉しいなぁ。。澤渡君に美人なんて言われちゃって〜」


頬を染める彼女…


本当は、嬉しくないくせに。。


「やめて下さいよ。」


「ええ〜酷い〜。あ。。そろそろ時間だ!んじゃ、また!」


そう言って去って行った。



「はぁーぁ。。」


ため息をついて俺は、楽屋へと戻って行った。




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