アイドル彼氏




「んじゃ、文句言わず帰ろ??」


「おう!!ちょっと待ってて。直ぐ来るから!」


あたしの髪をくちゃくちゃにするとニコッと笑って陸は静かに扉を閉めた。


「もう…」


でも…嬉しいよ。。













「貴方…どちら様?」


聴き覚えのある高い声。


ゆっくり振り返って見たらあたしの後ろに真理恵さんが立っていた。


…やっぱ綺麗……


美人だ……


「あの?」


「あ!あ。ちょっと…用がありまして…」


あたしは、慌てて真理恵さんに言葉を返した。


「…ドリームの人達に?」

真顔で言う真理恵さん…


あたしの体に鳥肌がたった。。


こわい……


「はい……。」


「ふーん。。友達かなんか??」


ちょっと口元を引きつりながら真理恵さんの鋭い矢のような言葉を受けとめた。

「あ…まぁそんな感じです。」


彼女です。。


なんて言えっこないよ…




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