アイドル彼氏
「なんのようですか?」
冷たい視線に冷たい言葉…
あたしは、またあの高い声を出した。
「啓君……あたしね、陸君のこと好きなの…。。だから、啓君…協力してくれない?」
なんて…上目遣いで言ってみる。
そこらへんの男は、簡単におちるけど…
彼は違う…
「嫌です。なんで俺が協力しなきゃいけないんですか?」
ホラ、その言葉…
でもあたしは、めげないよ?
「啓君…陸君と同じグループだし、仲良いじゃん?それでさ、協力と言うか邪魔して欲しいの。」
「は?邪魔??ふざけんな。そんなことするわけねぇだろ?」
あーぁ。。ムカつく…
簡単に認めればいいのに…
「…そ。。ならいいや、てか啓君って案外バカ?」
あたしの一言に目つきを変えた。
凄い目つきであたしは、睨まれる…
「何?図星??」
あたしは、笑って啓君を見上げた。