アイドル彼氏




―静香―


「久しぶり!!」


「裕也……」


あるカフェでさっき裕也から電話あり、此処で待ち合わせ。。


向かいの席に座る裕也の様子をストローでコーラを飲みながら見ていた。


「ん?何??」


あたしの視線に気づいた裕也は、あたしに顔を向けた。


「い、いや!!なんでもない…」


「そ。。ならいいや。。あ!すみませ〜ん。」


裕也は、あたし達のテーブルの横を通った店員さんを呼び止めた。。


「はい。」


爽やかな笑顔を見せる女の人。


「あの、アイスコーヒーください。。」


「かしこまりました。直ぐにお持ちします。」


そう言ってその人は厨房に向かった。




「あのさ?俺がお前呼んだわけってさ。。」


「ん?何??」


裕也は、そう言ってあたしのコーラを飲んだ。


「ちょっと!!!人の飲まないでよ!!」


「なんで?俺ら別に間接キッスしても変わんないじゃん??」


ムッ




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