アイドル彼氏
ピーンポーン♪
タイミング良くインターホンが鳴った。
「ん?誰??」
あたしは、ソファから立ち上がって玄関へ急いだ。
「は〜い。」
ガチャッ
「通りすがりのイケメンです♪」
「ウチは結構です。」
バタンッ←ドアを閉める音
ガチャッ←ドアを開ける音
「うそうそ!!裕也です〜!!入れて!」
あんな引くような笑顔に…
キモち悪いウィンク…
吐きそう…
「うぇっ。」
口元に手を当てて裕也を見上げた。
「…ごめん…俺も同じ気持ちだから。」
苦笑いしながら自分の頭をかいた。
パタパタッ…
「静香〜誰だったぁ?」
部屋の奥から千和の走る足音が聞こえてきた。
「あれ?友達??」