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「昨日のこと、まだ気にしてんの?」

なんともないように博樹が言う。

「博樹は逆になんでそんなに普通にしてられるの?」

もしかして、ああいうの慣れてるとか?

「でも、俺は本気だから、考えてほしい」

チラリと博樹をみると、顔が微かに赤くなっていた。

本当に、私のことが好きなんだ。

「うん」

軽く、返事をした。



それから一週間ほど経った。

夏休みの宿題も全て終わってしまった。
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