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「私は、両親が海外出張に行くから、このアパートの管理人をしてる叔母さんがいるからきたの」

「そっか」

気がつくと、空は夕陽が出ていて、海もオレンジ色に染まっていた。

「そろそろ、帰る?」

「うん」

博樹に聞かれて、私は返事をした。



もうすぐ夜になる。

私たちは静かに並んで歩いた。

「博樹、昨日の返事、今してもいい?」

博樹は立ち止まって、私を見た。
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