ルームシェア
今回はたまたま空きがあったため、私が借りられることになったのに…

まさか、他の人がいたのを忘れて貸してしまうとは…

おっちょこちょいにも困ったものだ。

いや、おっちょこちょいというレベルではない。

大問題だ。

「やっぱり私、出てくよ。もともとは博樹が先に借りてた部屋だし」

「ちょっと待て。ここにある荷物、今日中に持って帰る気か?」

「あ…」

元々住んでいた家に帰るためには電車を乗り継いで帰らなければならない。

一カ月、ここにいるつもりでいたので、着替えなどもたくさんある。
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