夏色物語

「おぉ…真美」

 鈴木真美が
軽やかに私の肩を後ろから
叩いてきた。

 真美とは幼馴染。
私の親友で喧嘩したことは
一度もない。

 透き通るような白い肌、
ぱっちりとした二重まぶた。
 頬にはいつもえくぼが
できている。


 こんな可愛い容姿を
もった親友は、

「どしたのー?元気ないみたいだねっ」

と、私に明るく声をかけた。

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