夏色物語

「…変態?」
「は?」

 私の“変態”にはどうもソイツは
聞き捨てならなかったようだ。

「変態はねーだろ。
俺は死んでるのかなーって
心配して様子見てた
だけなのにさ」

「こんなところでヒトが
死んでるワケないでしょっ!
ふざけないでよっっ」

 ソイツは悪びれる様子もなく
ただニヤニヤしていた。

でも…
こうして見ると


結構イケメンかも……、


って!!

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