友達オーディション
後頭部に激しい痛みを感じてスタンガンが落下した。
そのまま椎名にすがりつくようにしてずるずると崩れ落ちていく。
視線だけで後方を確認すると、ゴム製のハンマーを握りしめた直樹が立っていた。
それもたしか椎名の持っていた道具に違いない。
「直樹……?」
どうにか声を絞り出すことができたけれど、意識が朦朧として視界が狭くなっていくのを感じる。
ダメ。
絶対に気絶しちゃダメ。
「友達は俺だけでいいと思う」
直樹がにこやかに椎名に話しかける。
椎名は軽く肩をすくめて「そうね」と、答えた次の瞬間2発目が私の体に衝撃を与えて、完全に意識を手羽してしまったのだった。
そのまま椎名にすがりつくようにしてずるずると崩れ落ちていく。
視線だけで後方を確認すると、ゴム製のハンマーを握りしめた直樹が立っていた。
それもたしか椎名の持っていた道具に違いない。
「直樹……?」
どうにか声を絞り出すことができたけれど、意識が朦朧として視界が狭くなっていくのを感じる。
ダメ。
絶対に気絶しちゃダメ。
「友達は俺だけでいいと思う」
直樹がにこやかに椎名に話しかける。
椎名は軽く肩をすくめて「そうね」と、答えた次の瞬間2発目が私の体に衝撃を与えて、完全に意識を手羽してしまったのだった。