友達オーディション
「例えば屋台に決定したとして、私達がやることは当日に販売することくらいです。道具は借りてくるでしょうし、材料もまとめて購入して、前日から仕込んでおくことができますよね。同時にステージで歌を歌うとか、そういう簡単なことなら考える余裕があると思うんです」
「それならいっそ二手に分かれてやらない? 私屋台でフランクフルトやりたい!」
「俺は合唱かなぁ。こう見えて中学まで合唱団に入ってたんだぜ」
椎名の前向きな意見にクラス内が一気に明るくざわめく。
「こらこら、勝手に話を進めるな。ひとクラスでふたつの出し物ができるかどうか、確認してからだ」
「先生。屋台やステージは何時に終わりますか?」
「ん? そうだなぁ。大抵いつも屋台が午後14時までで、ステージは夜18時までかな。文化祭は15時には終わるけど、その後の打ち上げを兼ねてステージを使うんだ」
「それなら、打ち上げの時に歌うのはどうですか?」
「いいね!」
「それならいっそ二手に分かれてやらない? 私屋台でフランクフルトやりたい!」
「俺は合唱かなぁ。こう見えて中学まで合唱団に入ってたんだぜ」
椎名の前向きな意見にクラス内が一気に明るくざわめく。
「こらこら、勝手に話を進めるな。ひとクラスでふたつの出し物ができるかどうか、確認してからだ」
「先生。屋台やステージは何時に終わりますか?」
「ん? そうだなぁ。大抵いつも屋台が午後14時までで、ステージは夜18時までかな。文化祭は15時には終わるけど、その後の打ち上げを兼ねてステージを使うんだ」
「それなら、打ち上げの時に歌うのはどうですか?」
「いいね!」