妹が私の彼氏候補を連れてきました
第1話
突然に
「お姉ちゃん!」
「なに?」
「こちら未来屋 叶くん。お姉ちゃんの彼氏候補連れてきました!」
「…………はぁ!?!!??!」
突然私の部屋に来た妹は彼氏候補とやらを連れてきた。
突然の事で頭が回らないけど、そもそも私みたいなのを好きになる人なんているわけがない。私が誰かを好きになるなんて相手が不快になるだけだ。
こんな風に考え始めたのも幼なじみからの一言が始まりだった。
ある日突然、砂浜で遊んでいた私に一言。
『ブスなお前を好きになるやつなんて、居るわけないだろ』
それからその一言に囚われ続け、本当に私を好きになる異性なんて居ないと、まぁ……自分でも思っている。
そんな私がこれから恋をするなんて思いもしなかった。
妹が彼を連れてくるまでは――
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