妹が私の彼氏候補を連れてきました
「……もしかして、本気で好きになった?」




「えっ……」




本気で好きに……。




ドクン――ドクン――




心臓がやけに速く鳴る。




最近、少しおかしい。叶くんが居ない時間がとてつもなく長く感じて、叶くんに無性に会いたくなる時がある。




気づけば叶くんのことを考えてるし、目に入れば追いかけている。




「音羽?」




「っ……」



未来屋の微笑む顔を思い出す音羽。




「そうなのかも……」
< 107 / 142 >

この作品をシェア

pagetop