妹が私の彼氏候補を連れてきました
「すみません。まだ出会って2日目でこんなお願い気持ち悪いですよね。忘れてください」



「いや、気持ち悪くは無いけど……」



なんだか悲しそうな顔に先程とは違った胸の苦しさが襲う。



シーン



なんか気まづい空気になっちゃった。こういう時に光里が居てくれたらな……。



「じゃあ早速、放課後テスト勉強しませんか?」


明るい声でこの気まずい空気を割いてくれた未来屋くん。


気を使わせてしまった。


「予定あります?」


「なっ、ないよ?今日からやろうか!」



私が憧れていた彼氏との放課後の約束。まさか実現するとは……。



「図書室でいい?」



「はい!」




ここから私達のカップルライフが本格的に始まるのだった。
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